
【保存版】民間資格と国家資格、ドローン仕事に必要なのはどっち?違いをわかりやすく解説!
こんにちは、ナニワドローンアカデミーインストラクターの近木です。
最近「ドローンを使って仕事がしたいんですけど、資格って必要ですか?」という質問をよく受けます。
答えは…「YES!でも“どの資格が必要か”はやりたいこと次第」なんです。
今回は、よく混同されがちな「民間資格」と「国家資格(操縦者技能証明)」の違いと、それぞれのメリット・デメリットをできるだけわかりやすくまとめてみました。
✈️ 民間資格ってなに?
まずは「民間資格」から。
これは、各ドローンスクールや団体が独自に発行している講習修了証や認定証のこと。
たとえば当アカデミー所属団体であるIAU(国際無人航空機協議会)の他…
・JUIDA(日本UAS産業振興協議会)
・DJI CAMP(DJI認定インストラクター制度)
・DPA(ドローン操縦士回転翼3級 など)
などが有名です。
✅ 民間資格のメリット
・短期間で取得できる(1〜3日程度)
・実技練習の時間が多くて、実務に強い
・資格取得後すぐに仕事に活かしやすい(空撮・点検・イベントなど)
・費用が比較的安い(5万~20万円前後)
❌ 民間資格のデメリット
・法的な効力はない(国家資格ではないため、許可が必要な飛行には使えない)
・行政への飛行許可申請では優遇されない(従来通りの手間が必要)
・内容・質はスクールによりバラバラ(選び方に注意!)
🏛️ 国家資格(無人航空機操縦者技能証明)とは?
2022年12月からスタートした、国が正式に認める操縦資格制度。
現在のところは以下の2段階に分かれています:
等級 |
飛行レベル |
例 |
一等 |
高度なリスクを伴う飛行 |
目視外+補助なし+第三者上空など |
二等 |
中程度リスクの飛行 |
夜間飛行・目視外飛行など |
✅ 国家資格のメリット
・国の制度だから法的効力あり!
・「許可・承認がいらない飛行」の範囲が広がる(レベル4飛行など)
・入札案件・公共事業でも通用する
・操縦者の信頼性が上がる(企業や行政からの評価◎)
❌ 国家資格のデメリット
・費用が高い(講習+試験で20~40万円ほど)
・合格までに時間がかかる(座学・実技・修了試験あり)
・資格更新や登録に手間がかかる(DIPS登録や管理義務)
👥 じゃあ実際、どっちがいいの?
🔰 初心者 or まず副業で始めたい人
→ 民間資格からスタートでOK!
・まず基本操作や安全ルールをしっかり学びましょう
・ドローンスクール選びは慎重に
(安すぎるところはシミュレータだけで終わりなんてことも)
🛠️ 将来、空撮業や点検、公共案件で本格的に稼ぎたい人
→ 国家資格を視野に入れるべき!
・特にレベル4飛行や目視外の商用飛行をやりたい場合は必須
・民間資格→国家資格へステップアップする人も多いです
📌 まとめ
比較項目 |
民間資格 |
国家資格 |
費用 |
安め(5〜25万円) |
高め(20〜40万円) |
取得期間 |
短期(1〜3日) |
中〜長期(数日〜数週間) |
法的効力 |
なし |
条件付きであり(航空法対応) |
実務対応力 |
高い(実践的) |
高い(+行政対応可) |
向いている人 |
初心者、個人撮影、副業派 |
プロ志向、公共案件、法人事業主 |
🎤 インストラクターからひとこと
「資格がないとドローン飛ばせないの?」と不安になる方もいると思いますが、実は飛行場所や方法によっては資格不要なことも多いです。
でも、仕事で飛ばす=安全責任も大きいということ。
だからこそ、正しい知識と技術を持って、安全に、楽しく、そしてプロとしてドローンを活かしてほしい。
その第一歩が「資格を知ること」です。
興味を持たれた方は、ぜひ下記よりお問合せお待ちしております!