
【要注意】DJI mini4PRO、型式認証機体を飛ばすときの注意点!
こんにちは。ナニワドローンアカデミーインストラクターの近木です。
先日DJIのmini4PROが第二種型式認証を取得したとお伝えしました。
ただこの型式認証期待、買っただけではカテゴリーII飛行には使うことができません。
そこで、今回は購入から実際にお使いいただくまで、簡単にまとめさせていただきました!
(原則として二等国家資格保持者の場合となりますのでご注意ください)
✈【最新版】DJI Mini 4 Pro × 第二種型式認証
二等資格者が購入してから飛行させるまでの完全ガイド(日本海事協会申請フロー付き)
1️⃣ 機材購入と確認
- 購入モデル:DJI Mini 4 Pro(第二種型式認証取得済)
- 確認するポイント
- 型式認証番号が付与されていることを確認(機体ラベル・DJI公式)
- 機体シリアル番号を控える(DIPS2.0登録に必須)
- 予備バッテリー・プロペラも用意
2️⃣ 機体登録(DIPS2.0)
- 対象サイト:ドローン情報基盤システム2.0
- 登録手順:
- DIPS2.0アカウント作成
- 機体情報登録(シリアル番号・型式認証情報入力)
- リモートID設定(Mini 4 Proは標準搭載)
- 完了後、「機体登録証明書」を取得(PDF/印刷)
3️⃣ 日本海事協会への関与(型式認証・技能証明)
Mini 4 Proは既に第二種型式認証取得済みなので、個人で型式認証申請は不要です。
しかし、次のケースでは日本海事協会(ClassNK)が関与します:
- 機体認証(個体認証)が必要な場合
- 大規模な業務、長期運用、保険対応で求められることあり
- 二等国家資格との組み合わせでカテゴリーII飛行の申請免除を受ける場合
- 申請先:日本海事協会 無人航空機ページ
- 必要書類:
- 機体登録証明書(DIPS)
- 型式認証証明書(DJI提供)
- 飛行マニュアル(標準マニュアル)
- 技能証明試験(国家資格)
- 一等・二等無人航空機操縦士の学科・実技試験はClassNKで実施
- Mini 4 Proを業務で使う場合は二等資格+型式認証機体が基本セット
4️⃣ 飛行許可・承認申請(包括申請推奨)
- DIPS2.0から申請
- カテゴリーⅡ飛行想定(市街地・学校・点検現場など)
- 添付書類:
- 二等資格証明
- 機体登録証明
- 型式認証証明書(DJI公式)
- 標準マニュアル
- 審査期間:おおよそ10営業日
5️⃣ 訓練・安全準備
- シミュレーターでの操作確認(DJI Flyアプリ推奨)
- 人のいない場所で数時間の実機練習
- 飛行前点検・フライトログ記録・周囲への安全配慮
6️⃣ 実務飛行開始
- 飛行計画をDIPSで作成(必要に応じて)
- フライトログを残し、運用記録を管理
- 現場責任者・住民への説明を行い、安全に飛行
⚠ 二等資格者からの強調メッセージ
- 買っただけでは絶対に飛ばせない!
- 資格+DIPS登録+包括申請+安全運用がセットで必要
- 型式認証は「申請簡略化」のパスポートであり、免罪符ではない
🔹 まとめ
- DJI Mini 4 Proの第二種型式認証は商用飛行を大幅に後押し
- 日本海事協会は技能証明試験や機体認証で関与
- 購入→DIPS登録→包括申請→機体認証→訓練→飛行の順序を守ることが重要