単焦点&手ブレ補正のポートレートレンズ「キャノンEF85mm F1.4L IS USM」スペック紹介
今回は8月29日に発表されたキヤノンの新製品「EF85mm F1.4L IS USM」をご紹介いたします。特にスタジオ内ではボケ味の良さから単焦点レンズを使っている方も非常に多くいらっしゃるかと思います。今回は、その新製品の特長について、現行の「EF85mm F1.2L Ⅱ」と比較しながら、まとめてみました。
単焦点系のレンズでは珍しく4段分の手ブレ補正搭載
背景のボケ味の良さから現行の50mm、85mmのLレンズを使っている方も多くいらっしゃるかと思いますが、いずれのレンズも手ブレ補正がないのがネックでした。
スタンドに据え置きされている方も多く機動性の面では欠けるところもあったのではないでしょうか?
新製品では単焦点のレンズにしては珍しく約4段分の手ブレ補正が付いており、スタジオの中でスタンドに取り付けずとも手持ちで自由に動き回れるので、撮影の幅が広がります。
手ブレ補正だけではありません!現行機種からの進化
手ブレ補正だけではなく、様々な機能が追加されています。比較対象となるであろう
現行のEF85mm F1.2L IIと比較してみました。
現行:EF85mm F1.2L II USM
- 研削非球面レンズ
- リングUSM
- フルタイムマニュアル
新製品:EF85mm F1.4L IS USM
- 非球面レンズ
- IMAGE STABILISER(レンズ内手ブレ補正)
- リングUSM
- インナーフォーカス
- フルタイムマニュアル
- 防塵・防滴
- ASC(Air Sphere Coating フレア・ゴーストを軽減するコーティング)
- フッ素コーティング
特に下の3点は現行機種からの大きな進化点と言ってもいいのではないでしょうか。
防塵防滴仕様になり、フレアやゴーストが軽減され、汚れを取り除きやすいようにフッ素コーティングが採用になっているので、ロケでもガンガン使えるようになりましたね。
また、二つのレンズの違いとして同じ非球面レンズではありますが「EF85mm F1.2L II USM」は、研削非球面レンズとなっています。
研削非球面レンズは一つ一つ手作業で研削をおこなって非球面レンズを作っているのですが、キヤノンさんに確認したところ、確かに研削非球面レンズの方が高価なのですが、描写力の違いがあるかどうかという解答までは頂けませんでした。
レンズ自体の性能では優劣をつけることができませんが、現行機種にないメリットが多くありますので、単焦点のレンズを検討されている方に是非おススメします。
最後に
キヤノンの新製品EF85mm F1.4L IS USMをご紹介させて頂きました!
11月下旬の発売予定ということでまだまだ先ではありますが、弊社ご注文サイトのフォトルプロではご予約を承っております。ご予約は下記商品ページからお願い致します。
>> フォトルプロ「EF85mm F1.4L IS USM」商品ページ