富士フイルム「イヤーアルバム」「ハーフサイズプリント」 出力枚数全国写真屋さんランキング1位に輝いた フォトスタジオStarLove様に秘訣をインタビュー
今回のお得先様インタビューは、富士フイルム「イヤーアルバム」「ハーフサイズプリント」出力枚数で見事全国1位を獲得された兵庫県伊丹市「フォトスタジオStarLove(スターラブ)」代表 松村成朗様にご商売の取り組みや需要獲得の秘訣を伺ってまいりました。
フォトスタジオStarLove 代表 松村成朗様
★まずはお店の紹介をお願いします。
松村様:フォトスタジオStarLoveは阪急伊丹駅西側にある今年で10年目を迎える写真屋です。
StarLoveという店舗名の由来は2つあり、1つは双子の娘のそれぞれの名前のニュアンスからつけた名称で、もう1つはプロフィール写真や証明写真など未来に向かって希望を描くお客様に輝いて愛される存在になってほしいとの願いがこもっています。
主に店頭プリントビジネスとスタジオ撮影を行っておりますが、伊丹西台商店会会長と伊丹駅前商店会理事も務めさせて頂いており、イベント開催など地域の活性化にも努めております。
場所が分かるよう店舗入り口には大きな看板を設置
鳥居をイメージした店舗入り口
店内には様々な写真サンプルを展示
★早速ですがイヤーアルバム出力冊数全国1位の秘訣を教えて下さい。
松村様:2013年9月に富士フイルムさんからイヤーアルバム出力冊数全国1位という名誉ある賞を頂いたのですが、当時はまだデジタル全般というよりフイルム需要も残っていた時代だったと思います。まず手掛けたのは双子の娘の成長記録をイヤーアルバムに仕上げたのですが、娘の誕生から今日までの歴史が1冊のアルバムに収められ、当時の記憶が鮮明に蘇るすばらしい商品だと実感し、お客様にもイヤーアルバムの良さを紹介していました。ある時、ご高齢のお客様から同窓会でのプレゼントの相談を頂き、それなら当時のクラスメイトとの白黒写真から最近の写真までをイヤーアルバムにしてはどうかと提案し、サンプルに1冊作った結果お客様から非常に喜ばれ、同窓会参加メンバー全員分の注文を頂き、受け取った方から口コミで広がり徐々に認知度が上がっていきました。
店頭告知や宣伝チラシも作成しましたが、イヤーアルバムの良さを理解して頂くには「こんなアルバムも作れます」だけでは伝わらず、実物を見て頂き、お客様の要望をよく聞いてお客様自身の写真が1冊のアルバムになった時を想像して頂く事で「作ってみたい」と興味をもって頂く事が大事だと思います。それと最も重要なのは店主自身がイヤーアルバムの良さを理解し、その商品をどれだけ愛せるか、その想いをいかにお客様にお伝え出来るかだと思います。
お客様から色々な要望を頂く事が多く、当時のイヤーアルバム発注システムでは対応できない要望もありましたが、その要望をお断りするのではなく、なるべく要望に応えられるよう対応する事も大事だと思います。システムで対応出来ない部分はフォトショップで加工して希望のレイアウトにするなど個々の対応もし、なるべく要望を断らないという努力もイヤーアルバム全国1位という結果に繋がったのではないかと思います。
イヤーアルバムサンプルを店内に展示
★続いて「ハーフサイズプリント」出力枚数全国1位の秘訣をお聞きします。
松村様:富士フイルムさんがハーフサイズプリントを展開したのが2年前の4月頃で、その年の6月に賞を頂いたのですが、実は元々あまり興味がない商品でした。ハーフサイズプリントが展開される以前に学生さんから「L判より小さい写真が出来ますか」といわれ、当時L判に余白をつけて出力しカットしたサイズがハーフサイズでした。その学生さんはクラブの卒業される先輩へのプレゼントに同封する写真としてハーフサイズプリントが1番適している大きさだったようで、実際富士フイルムさんが調査した1番好みの写真サイズがハーフサイズプリントだった事もあり私も興味が沸き、まずは娘の成長記録をハーフサイズプリントで作成し専用アルバムに収納してみました。イヤーアルバムと通じるところもありますが、1番の違いは枚数にこだわることなく自由に写真を増やせる事です。
イヤーアルバムは1ページにのせる写真枚数に制限がある為、写真選びに迷う事があります。また、店頭でイヤーアルバムを注文する際にどうしても時間がかかる為、店頭受付機の占有時間も長くなってしまいます。その点ハーフサイズプリントはアルバムページを増やすことで枚数制限も無くなり、イベント毎の整理にも適しています。ハーフサイズプリント単体ではなく、必ず専用のアルバムとセットで提案する事が受注枚数を増やす要素だと思います。
お店独自のハーフサイズプリントチラシ
最初は写真が小さく高齢の方には不向きかと思いましたが、実際にアルバムに収納してみると、見にくさも感じず、むしろ収納スペースが集約され、今ではハーフサイズプリント需要の半分以上がご高齢のお客様です。実際に相談頂いたお客様で、押し入れの半分ぐらいを占めるアルバムを整理したいという方にハーフサイズプリントを提案しました。大量の写真をスキャンしデータ化した後にハーフサイズプリントに仕上げた結果、押し入れ半分を占めるアルバムが専用アルバム6冊分に集約され大変喜ばれました。
カードサイズと同じ大きさという点もプラス要因で、写真整理というよりコレクション要素が高まることもハーフサイズプリントの魅力だと思います。
スマホやPCに保存されたままのデータをいかに写真にして頂くかという課題に対し、イヤーアルバムとハーフサイズプリントを提案し選択して頂く事で双方の商品の良さを引き出し獲得枚数の実績に繋がっているのではないかと思います。
ハーフサイズプリント提案コーナー
★現在取り組まれている写真ビジネスは何ですか。
松村社長:店頭での写真ビジネスでは無いですが、コロナが落ち着いたとされる現状でも医療従事者の方は大変な思いをされていますので、駅周辺全体の商店会有志を募って伊丹市民病院の医療従事者の方へバレンタインイベントとして各クーポンの提供を行い、その中で当店はハーフサイズプリント39%割引券を感謝のメッセージと共に提供させて頂きました。
伊丹市民病院関係さまへの割引クーポン
コロナ禍の影響が大きかった2020年4月には卒業・入学式が行えなかった学生さんに何か思い出を形として残してほしいという思いから、何組でもOKのスタジオ無料撮影を行い、結果30組を撮影しました。
スタジオ無料撮影が当時の朝日新聞と毎日新聞に掲載
サンテレビでも紹介
★最後に一言お願いします。
松村様:一昔前に比べ写真業界が縮小し町の写真屋さんが少なくなっている現状で、メーカーさんの協力はとても重要だと思います。その中で「イヤーアルバム」や「ハーフサイズプリント」などの商品アイテムの提案や部材提供には本当に感謝しています。ただ、残念ながらネット購入が多い現在でメーカーさんもB to Cで直接お客様とやり取りする傾向もみられますので、我々販売店を飛び越えた商売もある事は事実だと思います。メーカーさん独自のキャンペーンクーポンを当店に持ってこられ対応出来なかった事もありましたので、写真のことは町の写真屋さんにという流れをお客様に意識づけて頂けるようメーカーさんに協力いただければとてもありがたいと感じています。
あと、店頭受付機でイヤーアルバム注文する際に保存機能を付けて頂ければ助かります。先にも述べましたが、イヤーアルバムを発注する際の店頭受付機の占有率は長く、下手すると営業時間内に収まらないケースもあり、途中ヤメできずそのまま翌日に持ち越すこともありましたので、保存機能を追加していただけるととても助かります。
松村様、今回はお忙し中インタビューにご協力いただきありがとうございました。
<フォトスタジオStarLove様ホームページ>
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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