「キヤノン EOS R6&R3」一眼からミラーレスへの移行「有限会社グラフ 西森社長様」所感インタビュー
キヤノンEOS R3は2021年11月の発売して以来、キヤノンミラーレスカメラのフラッグシップ機として多くのプロカメラマンより高い評価を得ています。
今回は愛媛県 有限会社グラフ 代表の西森様に、『キヤノン EOS R3』についてお話を伺いました。
有限会社グラフ(graff)
取締役社長 西森 淳 様
まず初めに御社のご紹介をお願い致します
法人名:有限会社グラフ
所在地:愛媛県松山市道後北代11-26
創業:2005年
道後温泉の近くの閑静な住宅街にある完全予約制のハウススタジオです。
窓から自然光がたっぷりと差し込み、こだわりを沢山詰め込んだスペースで撮影を行います。
「神は細部に宿る」の言葉どおり、細かいところまで心を込めてきちんと仕上げた質の高い深みのあるお写真をご提供しています。
店舗 内・外観
商品名:キヤノン EOS R3
定価:OPEN
発売日:2021年11月27日
キヤノン EOS R3導入の経緯を教えてください
元々キヤノン機を使用しており、EOS 1DXやEOS 5D MKⅣなど歴代のカメラを使用してきました。
2年くらい前からミラーレスへの乗り換えを検討し、先ずはEOS R6を導入しました。
ファインダーの違和感やAFなど懸念材料もありましたが、実際に使用し問題はありませんでした。
その後、EOS R3の発売に合わせて導入を決めました。
そのタイミングで、ナニワ商会さんにEOS 1D MarkⅣ 4台を良いお値段で買取りして頂きました。
主にどのような撮影で使用されていますか?
ブライダル・成人式・七五三や商業写真まで全ての撮影で使用しています。基本的に私がEOS R3を使用し、スタッフがEOS R6を使用しています。
『キヤノンEOS R3』を使用した撮影事例
ご使用になられての感想は?
AFのスピードと精度には大変満足しています。
EOS R6のAF性能も十分満足するものですが、EOS R3はさらに上回っていると思います。
特に人物のトラッキングで比べると遥かにEOS R3の方が上と感じます。
またEOS R3には視線入力機能が搭載されています。ファインダーの中でピントを合わせたい場所を見つめるとそこにピントが合うのでとても重宝しています。事前にキャリブレーションを取り、撮影者の情報を登録していますが、私は眼鏡を使用しているせいか状況により精度が落ちることがあります。
せっかくの便利な機能なのでバージョンアップ等でより進化して欲しいですね。
EOS R3は2410万画素、併用しているEOS R6は2010万画素と約400万画素の差かもしれないですが、ハイライトのデータ量に差があり、白飛びしにくく、シャドウまでのグラデーションも綺麗に表現できます。
ホールド感も気に入っています。しっかり指がかかり望遠系の重たいレンズを使用してもしっかりと保持できます。また、縦位置グリップ部がボディと一体構造となっていてより剛性が向上しています。
EOS R3にはシンクロコード接続のX接点が搭載されていて良いですね。外部ストロボと接続して使用することが多いためシンクロ接点があると助かりますね。
EOS R3は想像していたより軽量です。EOS R6に別売りのバッテリーグリップBG-R10を付けていますが、体感的にはほとんど変わりません。
手持ちの撮影が多いため、カメラが軽いというのは有難いですね。
【参考】
カタログ値だとEOS R6と比較して重たいのですが、EOS R6に別売りのバッテリーグリップBG-R10を装着しますと、BG-R10(351g)とバッテリーパックLP-E6NH(80g)が加算され実質はほぼ同じ重量となります。
【カタログ値】
R3 約150.0(幅)×142.6(高さ)×87.2(奥行)mm
約1015g(バッテリー、カードを含む)/約822g(本体のみ)
R6 約138.4(幅)×97.5(高さ)×88.4(奥行)mm
約680g(バッテリー、カードを含む)/約598g(本体のみ)
左:EOS R3 右:EOS R6
EOS R3の背面にはAFスタートボタン/スマートコントローラーボタンがあります。
スマートコントローラー機能を使うと、下部のマルチコントローラーと比べ、より滑らかで直感的な操作ができます。
EOS R3はCFexpressカード(Type B)を採用しています。CFexpressカードは撮影時はもちろんですが、パソコンにデータ転送する時にも非常に早くなり、ストレスを感じること無く作業ができます。
メーカーに対するご要望など
ミドルクラス以上の機種にはボディ内手ブレ機能が搭載されていますが、レンズにもIS(レンズ内手ブレ補正)が搭載されています。両方の組み合わせでより手ブレ補正を強める意図もわかりますが、もう少しレンズのIS機能を省いて、より軽量化や価格を抑えても良いと思います。
西森様、今回はお忙し中インタビューにご協力いただきありがとうございました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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