大容量HDD、NASとかRAIDとかよく聞くけど結局何がちがうの?
デジカメも高画素、動画も4Kと扱うデータ量の拡大は収まるところを知りません。
今回はそれらの保存場所として一番コストパフォーマンスの高いHDD、その中でもNASとRAIDについてご案内させて頂きます。
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そもそもNASってRAIDって・・・?
一度は耳にしたことのあるこの単語、NAS(ナス)RAID(レイド)。
そもそもなんなのか。
まずはNASですが、正式名称をNetwork Attached Storage
これの頭文字を取ってNASといいます。
読んで字のごとく、ネットワークにぶら下がってる記憶装置という意味です。
昔はネットワークで共有できる記憶装置には親となるPCの共有ドライブとして設定することが多かったのですが、親PCが起動していないと(かつネットワークにぶら下がっていないと)共有フォルダにアクセスできないという弊害がありました。
それらの問題を解決したのがこのNASです!
LANケーブルでHubと直接つなぐというわかりやすい接続方法と、簡単にセットアップできるアプリの開発などでぐっと身近になりました。
各メーカーからシングルドライブモデルや複数ドライブタイプで大容量なものもあったりバラエティに富んでいます。
じゃ、RAIDって何?
次にRAID(レイド)ですが、これは正確にいうと機械の名前ではなく、記録方式の名前です。
正式名称はRedundant Arrays of Independent Disksっていうんですが・・・
知らなくてもOKです。
簡単に説明すると【複数のディスクを使って、データの冗長性を向上させる技術】です。
RAIDには種類がありまして、それぞれ・・・
【RAID 0】
いわゆるストライピングと呼ばれるもの、2台のディスクを1台に見立てて運用する方法。
1GBドライブx2で2GBのドライブとして扱う。ただし物理的な強度は変わらない。むしろ故障リスクが上がる。アクセス速度は速くなる。最低2台のドライブが必要。
【RAID 1】
いわゆるミラーリングとよばれるもの。2台のディスクを使って同じ内容を同時にそれぞれのディスクに書き込みます。1台が壊れても同じ内容のものがもう一台あるので物理的に強い。但しドライブ自体の総容量の半分しか使えない。1GBドライブx2で1GB分の容量。
【RAID 2】
市販品では実装されていない模様です。
【RAID 3】
RAID2の機能向上版。パソコンとかではほぼ利用されていない。
【RAID 4】
4つのドライブを使って、内3つでデータを分散記録、のこりの1ドライブをパリティディスクとして運用。ただしパリティディスクへのアクセスが常時あることから寿命の問題がありRAID5にとってかわられた。総ドライブ容量の3/4が記録容量。
【RAID 5】
最低4台のドライブにそれぞれデータとパリティを分散記録させたもの。1台のドライブが故障してものこり3台のドライブもデータとパリティでデータ復旧が可能なもの。2台同時に壊れた場合は無理。
総ドライブ容量の3/4.
【RADI 6】
RAID5のドライブ同時故障に対応したもの。2台同時に壊れても復旧できる。3つ同時はダメ。書込み速度はRAID5よりは遅くなる。
ちまたにある商品でRAID10とか書いているのは1と0の組み合わせですよといった意味なのです。
ちなみに今のストレージ業界の主力はRAID5ですが、仕様上停電時のエラーに対し脆弱ですのでRAID5を運用される場合はUPS(無停電電源装置)もセットで運用されるのを強くお勧めします!
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