いまさら聞けないシリーズ!動画フォーマットの種類やその正体編①
最近のデジタル一眼のカタログでは動画撮影機能の項目がかなり充実しております。
現在発売中のフラッグシップモデルや、4K動画の本体内記録が対応できるモデルなど、動画の専門用語がずらずらと並んでおります。
専門用語ならまだしも、動画フォーマットも聞いたことがあるような、無いようなものも多く、イマイチ意味が分かんないorいまさら聞けないということで調べてみました。
動画フォーマットの正体とは!?
「動画フォーマット」って一体なに?と聞かれて答えられるでしょうか?
答えは…
「映像データと音声データがパッケージングされたもの」です。
え!?映像って音入ってるじゃん…って思うのですが、パソコンなどの内部的には音のない映像と音声だけのデータが入っていて、再生するとき、同時に再生しているだけなのです。
動画フォーマットは「コンテナ」と呼ばれます。
実際のコンテナを想像して頂ければわかるのですが、コンテナの中に動画のデータや音声データ、その他もろもろのデータが格納されているのです。
代表的なコンテナのフォーマットを上げていきますと、、
- AVI(.avi)
- MP4(.mp4/.m4a)
- MOV(.mov)
- MKV(.mkv)
- WMV(.wmv)
と、結構聞いた事あるファイル形式がずらりと並んでおります。
このコンテナの中に動画ファイルと音声ファイルが入っていいるのです。
しかも、動画、音声ファイルにも種類があり、これをコーデックと言います。
コーデックは圧縮形式みたいなもので、動画や音声の品質を決めるもの、です。
ですので「MP4よりMOVの方がキレイだからねー!」とか言ってると、ちょっと知っている人からするとムフフと陰で笑われることになるかもしれません。
次にコーデックのお話しなのですが、その前にフレームレートについてさらっと説明をしておきます。
映像というのは壮大なパラパラ漫画の様なモノで、高速で画像が差し替わっています。
一秒間に何回、画像が入れ替わるかといった数値をフレームレート(fps)と言います。
大体多いのが24fps、30fpsといった値で、人間の目は30fpsあれば滑らかな動画と感じるようです。
↑こんな感じで複数枚の画像を連続して表示させています↑
ですが、上の図のように、「動かない背景など」が入っていた場合、そこのデータも正直に1秒間に30枚用意したのでは容量がいくつあっても足りません。
ここで前後のフレームを参照して、データを軽くするために圧縮するのですが、その圧縮の仕方がコーデックというわけです。
コーデックにはそれぞれ特徴がありますが、コンテナとコーデックを考えた場合、大事なのはどのコンテナにはどのコーデックが使えるか?といったことを覚えていただければと思います!
コーデックも得手不得手があるようです。次回はそのコーデックをさらに深く掘り下げてみたいと思います!
次回に続く!
後編:いまさら聞けないシリーズ!動画フォーマット「コーデック」解説編②