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忍者レフ・ハリーナポスト生みの親「よしみカメラ」さんに開発の裏側をお聞きしました

今回は数々のヒット商品を考案し世の中に送り出している宮崎県の「株式会社よしみカメラ」の代表取締役、一木 尚敏氏にその苦労話や作成秘話などをお伺いしました。
まずは簡単に、よしみカメラ様の自己紹介をお願いします。

 

一木氏:株式会社よしみカメラは1956年 昭和31年に私の父が初代で始めました。私が2代目となります。東京工芸短期大学を卒業後、21歳で他社には行かずよしみカメラに入社しました。
今のようにものづくりを始めたのは1999年にJITTOというハンドメイドの中判カメラを作ったのが最初です。


 

大人気の貼付け機「ハリーナポスト」の誕生秘話

大手ラボがポストカードに関して小回りが利かなくなってきて来た時代で、規模の大きいカメラ店は内製されているところも多かったのですが、貼付機も非常に高額だった為、地方の小規模なカメラ店は外注せざるをえない状況でした。

約8年前に試行錯誤を繰り返し、当時にしては比較的安価な20万円代の手動式の貼付機を発売することができました。おかげさまで累計400台の販売実績です。

お店は内製することによって納期の短縮、利益増になります。本来であれば忙しいときに良い外注先があれば外注に出した方が良いのですが、常日頃業務に追われていないという現実がカメラ屋さんにはあり、手があいた時に少しずつでも内製して頂きお店の利益増に繋げて頂きたいという思いがありました。

よしみカメラの販売方法と熱い思い

よしみカメラではフォトネクスト, CPプラスを始め各地の展示会に出店させていただきお客様に実際に現物を見ていただき販売することを心がけました。

商品は手動式なので故障は少ないのですが、多少のコツが必要でそれさえクリア出来れば簡単にポストカードが出来る機材です。宮崎県からですので代理店方式の方が楽なのですが、先ほど申しましたようにコツが必要で代理店の方に任せるとトラブルの元になりますので、納品の際は出来る限り私が立ち会うようにしております。

苦労されたことはなかったのでしょうか?

やはりお客さんと離れているので、できるだけわかりやすいマニュアルを作成したり、お客様も私もそれぞれ目の前に実際の機械を置いた上で、お電話でご説明しております。最近ではLINEを利用して動画などで確認してご説明したりすることもあります。
また。ネーミングにもインパクトを持たせユニークでわかりやすい商品名を心がけています。

 

過去のヒット商品と今後の展開について

これまで最大のヒット商品は?

やはり忍者レフですね。累計販売数は約15,000個になりました。
また、5年くらい前にNHKとJAXAさんに取り上げられ宇宙船「きぼう」に採用されました。NHKの宇宙から生中継をする際に使用されました。下町ロケットをすでに5年前に体験しております。

現在開発販売しているのはグーグルのストリートビュー用のパノラマ専用の雲台です。

 

新商品の開発など今後の展開についてはどうお考えですか?

私自身が良いと思い世の中にないものであればどんどん作っていきたいと思っています。世の中にないということはほかの人と競争しなくてよいということで、世の中に競争相手が出てくればその人に任せればよいという考えです。ナンバーONEではなくオンリーONEを常に目指しています。

今回はインタビューにご協力いただきありがとうございました。

 

フォトルプロからも購入可能です!

今回ご紹介した、よしみカメラさんの商品ご購入やご質問は、下記のフォームよりお問合せ下さい。

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株式会社ナニワ商会 野崎

株式会社ナニワ商会 野崎

商材部 入社11年目、商材部所属にて仕入と新規事業担当 メインに行っております。ですがデスクは福岡営業所にあり 福岡県のお得意先様の営業担当も兼任しております。 趣味はスポーツ観戦(海外サッカー・野球・プロレス)。 コロナ過で外食の機会が減った分の予算をゴルフに回していますが 全然上達しないのが最近の悩みです。

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